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東大生が実践した科目別攻略法東大英語

文科三類 H.Sさん

東大二次試験の英語は、要約、読解、自由英作文、リスニング、英文和訳、文法、長文読解から成り立ちます。
さまざまな形式の問題を一度に課されるうえに、試験時間は限られていますので、うろたえてしまいがちですが、結局は「総合的な英語の運用能力を試されている」のだと考えましょう。
受験で言う英語の運用能力とは、「読む、書く、聞く」ができることだと考えてください。こういった力を満遍なく付けておかないと、ハードかつ時折出題傾向の変わる東大英語には太刀打ちできないと思います。

では、総合的な運用能力とはどのようにしたら身に付くのでしょうか?
今回はこのテーマについて、僕の浪人時代の経験をもとにお話ししたいと思います。

これから受験対策を始めるという方は、東大英語の対策を以下の2つに区切って考えてください。
(1)予習・復習をメインに、英語の基礎力を固める
(2)大問ごとに対策を立て、集中的に訓練する

まずは(1)をメインに学習し、夏休みあたりから徐々に(2)にシフトしていく、という攻め方がよいと思います。テクニック的な面では(2)が重要そうに見えますが、上述の総合的な運用能力のためには、実は(1)が重要です。

では、(1)は実際にどのような勉強をすればよいのでしょう。
それは、「音読による復習を反復的に行う」、これに尽きると思います。

既に授業で扱った英文を使って、一文ごとに「声に出して読み、頭の中でも和訳してきちんと訳せるかチェックする」を1セットとして何度も繰り返し、最終的には「わざわざ和訳をしようとしなくても、意味が頭に入ってくる」という状態をめざします。

この「音読」という学習方法は、僕が河合塾での浪人時代に英語の講師が言っていたものです。大学に入って別の言語(中国語です)を学ぶようになった今でも実践していますし、確かな効果も感じています。また個人的には、音読をすることによって、英語のフレーズが音として頭の中に蓄積できるため、英作文のときに使えるフレーズがすぐに想起できるようになるだけでなく、リスニング力も鍛えることができました。

以上のような、「土台作り」の学習をしっかり重ねたうえで、個別の問題に取り組んでいきましょう。基礎さえしっかりしていれば十分間に合うはずですし、基本をしっかり押さえておけば、併願校の私立大受験にも対策に大きな労力を割かずに対応できます。

(2)の大問別の対策については、本格的な対策に取りかかる前に、まずは時間等を考えずに一通りすべての大問に取り組み、自分がどの問題が得意でどの問題が苦手なのか、どの部分に時間がかかりそうかを把握するとよいでしょう。
その際は、できるだけ自分の答案を先生などに見てもらい、フィードバックを受けて、それを次に活かしましょう。

「基礎をしっかり」という話に終始してしまいましたが、僕は結局、これが一番大切だと実感しました。地味で、あまり劇的なアドバイスではありませんが、ぜひお試しください。

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