東京大学入試情報2021東京大学 入試結果分析2020
2020/06/11 更新※東京大学入試情報2021は、2021年4月入学予定者向けの情報です。
河合塾が2020年度東大入試の結果を分析しました。偏差値の詳細な推移については、「東京大学の偏差値」を、ボーダーラインについては、「東京大学 ボーダーラインの推移」をご覧ください。
東京大学全体の動向
東京大学全体の前期日程の志願者数は9,259人(前年比98%)とやや減少しており、過去10年で最少の志願者数となりました。文類(前年比97%)、理類(同98%)ととくに文系、理系での偏りは見られませんでした。
文類では文科一類が2017年度入試以降、4年連続で志願者が増加しているのに対して、文科三類が同じく4年連続で志願者が減少するなど、対照的な動きが見られました。 また文科二類は2019年度入試で合格者の平均点・最低点がともに文科一類を上回ったことが警戒され、志願者数は前年比94%と減少しました。
理類では、理科一類の志願者数はほぼ前年並みでしたが、理科二類は同95%と減少幅が大きくなりました。
第一段階選抜の合格最低点においては、センター試験の平均点ダウンの影響が見られました。文科一類が621点(前年-7点)であるのに対して、文科二類は612点(前年-116点)、文科三類は575点(前年-175点)と前年からの変動幅に大きな差が見られました。
同様に、理類でも理科一類が681点(前年-17点)であるのに対して、理科二類は626点(前年-94点)となっており、いずれも2019年度入試の合格最低点が得点率80%を超えていた科類において反動が大きくなりました。
科類別の動向
東京大学 文科一類
2019年度入試で志願者が増加した文科一類は、2020年度入試では1,409名(前年比100%)と前年を2名上回り、4年連続の増加となりました。 ボーダー得点率は2019年度入試と比べ2%ダウンしていますが、二次偏差値は変わらず67.5でした。
東京大学 文科二類
文科二類の2020年度入試の志願者数は1,111名(前年比94%)と、2019年度入試に続き2年連続の減少となりました。2019年度入試で合格者の平均点・最低点がともに文科一類を上回ったことが警戒されたものと見られます。ボーダー得点率は2019年度入試から2%ダウン、二次偏差値は67.5と変動はありません。
東京大学 文科三類
文科三類では志願者数が1,433人(前年比96%)と、4年連続の前年割れとなりました。ボーダー得点率は2%のダウン、二次偏差値は2019年度入試と同様の67.5でした。
東京大学 理科一類
2019年度入試では志願者が減少した理科一類でしたが、2020年度入試では2,925名(前年比100%)と前年を10名上回りました。
ボーダー得点率は1%ダウン、二次偏差値は67.5で変動はありません。
東京大学 理科二類
理科二類の2020年度入試の志願者数は1,968名(前年比95%)と、2019年度入試から引き続き2年連続の減少となりました。ボーダー得点率は1%のダウン、二次偏差値は67.5で変動はありません。
東京大学 理科三類
2018年度入試より二次試験で面接を導入し、2年連続で志願者が減少していた理科三類でしたが、2020年度入試では413名(前年比102%)と増加しました。ボーダー得点率は2019年度入試と同様の93%、二次偏差値も72.5で変動はありません。
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