東大受験を乗り切るために1年間の過ごし方(文類)
東大即応オープンを軸にする!
- M.T さん
- 文科二類 入学
東京都 海城高校 出身
2014年度 河合塾 池袋教室 在籍
今回は高3生の1年間の過ごし方についてのアドバイスをします。
4~6月の過ごし方
まず、前年度のセンター試験や二次試験の問題を解いていない方は、一度それらを解いてみましょう。そこから自分に足りない部分を自覚して、高2生までに固めきれなかった基礎をしっかりと固めきってしまいましょう。
ちなみに私の場合は、前年度の二次試験の問題を解いてみたところ、地理の基礎知識や数学の微積分についての理解が足りず成績が悪かったため、それを矯正できるように勉強しました。
そして、夏休みに実施される第1回東大即応オープンを受けて、自分の実力を再確認しましょう。
夏休みの過ごし方
第1回東大即応オープンの手ごたえを見て、そこから自分に足りなかった実力を短期間で身につけましょう。そして、ついに過去問に挑戦し始めます。
「この段階で過去問に挑戦するのはまだ早い……」と思う方もいるかもしれませんが、実戦の中で手に入れることができる学力もあります。遅くまで取っておいても、消化しきれずに終わっては意味がありません。
実際に私も、各教科の過去問を夏休みから取り組み始めました。特に地理などは、知識が不足していても思い切って挑戦することで、東大二次試験の形式に慣れることができました。
9~11月の過ごし方
返却される第1回東大即応オープンの結果を鑑みて、9月以降の計画を立てましょう。ただし、4~6月のようにのんびりはできません。
過去問をこなして二次試験の適応力を獲得しながら、自分の実力が不足している科目に対応しなければなりません。この時期にしっかりと腰を据えて目的を持った勉強ができるかで、受験に成功するかが決定されるといっても過言ではありません。
ちなみに私は、気負い過ぎて風邪をひきました。体調管理に気を付けることも大事だと付け足しておきます。
11月には第2回東大即応オープンがあります。自信を持って受けられるようにしましょう。
12月の過ごし方
12月に入ったらセンター試験対策に集中しましょう。具体的な対策の仕方は、『冬休み・直前期攻略大作戦!』や『東大合格者の過去問活用法』でお話ししていますが、ひたすらセンター試験で点数を取れる勉強をしてください。
私の場合は、実戦形式を毎日繰り返して、実際の試験で緊張しないようにしていました。
1~2月の過ごし方
センター試験が終われば、次には二次試験です。もう自分が入学試験を安心して受けられるような勉強をするだけです。
私は自分が不安だった英語を埋めつつ、数学を実戦方式で毎日解き続け、本番で緊張しないような状況を作ることを重視していました。