東大受験を乗り切るために1年間の過ごし方(文類)
現役生の東大年間学習計画
- N.S さん
- 文科三類 入学
広島県 ノートルダム清心高校 出身
2016年度 河合塾 広島校 在籍
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“東大現役合格”へと導く河合塾のコース
今回はわたしが高3の1年間をどう過ごしたか、1学期、夏休み、2学期、センター試験後に分けてお話ししたいと思います。
1学期の過ごし方
高2生までの段階で基礎が固まっていた英語・数学・国語は東大の過去問を解き始めました。
まだ知識が十分についていなかった日本史・世界史は、インプットを中心に、センター試験レベルの問題が解ける学力を目標に勉強しました。
また、夏には「東大即応オープン」など東大の入試本番と同様の形式の模試があるので、それに備えて、日本史・世界史も過去問を少し解いて、形式に慣れるように心がけました。
基礎が固まっていない状態で焦って過去問演習を始めるのはよくないですが、東大受験生には必須といえる東大対策模試のためには、少なくとも形式だけは慣れておく必要があると思います。
夏休みの過ごし方
英語・国語・数学は継続して二次試験の過去問を解き、英語の要約や英作文、国語の記述問題は解いたあと高校の先生に添削をお願いして、復習を大切にしました。
このころには、日本史・世界史の知識も大分ついてきたので、この2科目の過去問も本格的に解き始めました。
過去問演習に余裕が出てきた英語・数学・国語に関しては、自分で時間配分を決めて取り組みましたが、日本史・世界史に関しては、時間制限を設けず、じっくりと考えて解くようにしました。
2学期の過ごし方
11月までは二次試験対策を中心に勉強し、まだ十分にマーク式模試で点が取れていない科目だけセンター試験の過去問にも取り組みました。
わたしの場合は、11月にもなると、周りの人はほとんどセンター試験対策に集中していたので、その中で二次試験の過去問を解き続けることに不安がありました。しかし、東大の場合二次試験の配点が高いため、ここで自分のすべき勉強は二次試験対策だと見極めることができてよかったと思います。
12月からはセンター試験対策に集中しましたが、ここでマーク形式の問題に慣れすぎてしまい、センター試験後、記述力が鈍る「センターぼけ」におちいるのが怖かったため、一日一題は英語の過去問を解くようにしました。
センター試験後の過ごし方
センター試験終了後、二次試験まで残り1カ月あまりですが、ここから二次試験の点を伸ばすことは十分に可能だと思います。とにかく一日一日を大切にして、最後まであきらめず、どの教科も底上げを図ることが重要です。
高校は自由登校になっていましたが、わたしはほぼ毎日登校し、解いた過去問を先生に添削していただきました。このとき、直前期にどれほど質・量ともに充実した勉強ができたかが合否に直結すると実感しました。また、風邪も流行る時期なので、体調管理には気をつけてください。
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