東大生のおすすめ勉強法時間の使い方 CASE8
勉強の質を最大限にする方法
理科三類入学 J.Yさん
今回は、受験勉強における時間の使い方について、いくつか説明しようと思います。
受験勉強における時間は、
(1)勉強時間
(2)趣味・娯楽(テレビなど)の時間
(3)いろいろな合間の時間
の3つに分かれると思います。
そのぞれぞれの使い方と、これらの時間の割り振りなどといった観点からお話しします。
勉強時間
これについて話しだすとキリがありませんので、何点か要点を絞ってお話しします。
まず、勉強時間は多い方がよいですが、質が大事なのは言うまでもありません。
質を上げる時間の使い方としては、
- 集中力が続いている場合は、勉強を中断しない方がよい
- あらかじめ設定しておいたノルマの勉強時間は、かならず持続させるようにする(一回中断すると癖がつきます)
- 持続させるために、嫌いな科目の勉強で飽きたときは、好きな科目や分野の勉強をする
という3つがポイントです。
勉強方法みたいになってしまいましたが、勉強時間における時間の使い方とは、質を最大限にするような時間の使い方です。勉強方法のページなども見ながら、最大限時間を有用に使えるように工夫してください。
趣味・娯楽などの時間
自分で考えて勉強していれば、どれくらいの勉強が必要になるかがわかります。そこから見通しを立てて勉強していき、適宜、趣味や娯楽をすればよいのです。
勉強時間の確保は大事ですが、質を高めることはさらに大事であり、ストレスを発散するために趣味や娯楽が必要ならば、必ずその時間を設けるべきです。
受験の2カ月前などは別ですが、1年前くらいなら、ストレスを溜めずに勉強の質を高めたいものです。
合間の時間
これはかなり大事ですね。僕はものすごく活用していました。
たとえば、家の中を移動しているときでも歩きながら重要項目や例文を覚えたり、トイレに行くときやテレビのCMの間にも古文の単語を1個覚えたりするなど、少しずつ暗記を続けていました。
これが癖になると、どんな時間の合間でも勉強をする習慣がつきます。そうしたら、かなり強いです。時間の合間にちょこちょこ勉強をするようにしましょう。
日常の流れを楽しむ
最後に、受験勉強は厳しいですし心理的負担も大きいです。しかし、日常の流れを楽しんでもらいたいと思います。
学校行事は全力でやり、勉強においても新たに学習したことには楽しみをもつなど、受験生活の時間も、辛さを含めて何かしら楽しめたら勝ちでしょう。