東大生のおすすめ勉強法勉強継続法 CASE9
やる気が出ない日こそ自習室へ
文科二類入学 T.Tさん
今回は、勉強を習慣化する方法について書きたいと思います。私は高校2年生の頃、次の3つの方法で勉強を習慣化することができました。
最初は得意科目を伸ばす
最初のうちは、自分の得意科目を勉強のメインにしましょう。得意科目の勉強は、勉強時間を増やす際に最も飽きにくいからです。
得意科目の勉強を習慣化できれば、勉強すること自体が自分にとって当たり前のことになっていきます。
そうなれば、もう自分の嫌いな科目を勉強することもたいして苦に感じなくなるはずです。
自習室を活用する
正直に言うと、私も自宅ではあまり勉強に集中できませんでした。
私は高3生の夏休みに、「自習室に通う往復の時間が無駄なのではないか」と考えて自宅で勉強してみたことがあります。
しかし、これは大きな失敗でした。
自宅は勉強から気が逸れる要素が多いからです。家族の会話が聞こえてきたり、眠くなったら快適に眠れるベッドがすぐそばにあったりします。
そういった環境下では、いかに強い意志を持っていても勉強に集中し続けるのは困難です。
その一方で自習室は勉強に最適な空間です。
過ごしやすく静かなだけでなく、「周りの人も勉強しているのだから自分も勉強しなければ」という気持ちになります。そのため、勉強のやる気が出ない日こそ、とりあえず自習室に行ってみることでモチベーションを回復できることもありました。
スケジュールを立てる
3つ目は、目標を決めてそれを達成するためのスケジュールを立てることです。勉強習慣をつけようと頑張り始めたばかりの人は、ただ闇雲に勉強するだけになりがちです。
しかし、しっかりとした目標がないと、いずれ自分が何のために勉強しているのかわからなくなり、モチベーションが低下してしまいます。
また、目標だけでも不十分です。その目標を達成するには、何を何時間勉強すればよいのか、ということを考えてスケジュールを立てる必要があります。
スケジュールを見れば、自分が今何をすべきなのかすぐに分かるうえに、遅れが出たら危機感を持って取り組むことができます。そうすることで、目標を達成しやすくなります。
勉強に飽きたら……
最後になりますが、長期間、長時間勉強し続けるのは非常に大変なことです。
どうしても勉強するのが嫌になってしまったときは、思いきってリフレッシュすることも忘れないでください。