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勉強に便利な付箋の使い方
文科三類入学 M.Tさん
今回は付箋の活用法について書きたいと思います。
私は受験生のときに2種類の付箋を使っていました。
極細付箋でミスを可視化

まず1つ目は、幅3mm程度の細い付箋です。この極細付箋の用途は、自分が間違えた部分をマークし、あとで復習する際に分かりやすいようにすることです。
なぜ極細を選ぶのかというと、単語帳など情報量が多い参考書を読み進めながら間違えた箇所に印をつけたいとき、大きい付箋だとはみ出してしまうためです。
ペンで印をつける人が多いかもしれませんが、確かに付箋をいちいち貼る作業は多少面倒くさいものの、付箋の数により自分のミスの量が可視化されること、付箋なら付け外しが楽なのでミス印のアップデートが容易であることから、私は間違えた箇所を付箋でマークするようになりました。
私が使っていたものは100均の付箋で、粘着力が弱めでしたが、単語帳の付箋は貼り替えをすることが多かったので逆に便利でした。
大きめの付箋で地歴対策

2つ目は、大きめの付箋です。4cm×4cm程度の大きさで、使い道としては教科書や参考書に知識の整理や補足事項を書き込む際に使用しました。
この付箋は、特に受験後期になって地歴の勉強が本格化した時期からよく使っていました。
というのも、地歴の勉強を進めていくと、教科書、参考書、資料集、地図帳など、使用する教材が非常に多くなり、情報が分散してしまいがちです。そのため、軸となる教科書または参考書を一つに絞り、そこに大事な情報を集約させると勉強がしやすいです。
もちろん直接書き込んでもよいのですが、分厚い参考書に直接書き込むのがやりづらかったので、私は付箋で書いてから貼り付けるやり方にしました。
たとえば世界史だと、教科書や資料集によって載っている情報が多少異なっています。そのため、自分の見やすいかたちで一箇所に情報をまとめておいた方が、直前期の見直しが断然やりやすくなると思います。
また、論述の勉強を始めるようになると論述で聞かれやすい知識が分かってくると思います。そうなると、ただ知識をすべて頭に入れようとするのではなく、重要な知識とそこまでではないものとで強弱をつけ、頻出の知識に関してはしっかり自分で整理しておくといった作業が必要になります。その際にも、付箋などを適宜使ってみると便利だと思います。