冬休み・直前期攻略大作戦!センター試験 直前期編(文類)
二次試験対策に移行しやすい計画
- T.M さん
- 文科二類 入学
東京都 麻布高校 出身
2013年度 河合塾 秋葉原館 在籍
センター試験 直前期の学習計画
計画を立てるときのポイント
予定を詰めすぎずに余裕をもったスケジュールを作ることがポイントです。
センター試験対策は早いうちからやらず、それよりも二次試験対策を十分に行いましょう。
また、センター試験後を考え、二次試験対策にソフトランディングできるようなスケジュールを心がけてください。
学習計画表
授業・冬期講習など
自己学習
試験・模試

1日のスケジュール
授業・講習
自習
睡眠

センター試験 直前期の過ごし方
学校の授業が終わってからの冬休みは、センター試験直前とはいえ必ずしも勉強に集中できるとは限りません。実際、僕の場合はあまり集中できませんでした。
集中するためには「センター試験直前である」という意識を常に持っておくとよいでしょう。
センター試験対策と二次試験対策のバランス
また冬休みはセンター試験直前ということで、センター試験対策を早く始める人がいますが、その必要はないと思います。僕の場合は、12月前半は二次試験対策のみ、12月後半はセンター試験対策が3割で二次試験対策が7割、1月に入ってやっとセンター試験対策が5割で二次試験対策が5割という感じでした。
「早いうちにセンター試験の対策をしないと不安だ」という人は勉強してしまった方が、かえって集中できて効果的でしょう。しかしセンター試験は勉強量に比例して点数が伸びるというわけではなく、東大入試において大きなウェイトを占めるわけでもありません。二次試験に不安がある場合は、無理に多くの時間を割く必要はないでしょう。
科目ごとのバランス
科目に関しては、すべての科目に平等に時間を割くのではなく、国語や数学に傾斜配分するべきです。
また2015年度入試から社会・理科が共に2科目ずつ課されるようになるため、二次試験で使わない科目も以前より1科目増えると思います。そのような科目にも、試験直前はある程度の時間を割くとよいでしょう。
一方、英語や二次試験でも用いる社会・理科の科目などにはそれほど時間を割く必要はありません。僕の場合、記憶が重要な科目よりも、国語のように感覚が重要な科目を試験前に重点的に勉強しました。
冬休みの二次試験対策としては過去問を利用するとよいでしょう。授業期間中に得た知識や感覚をもとに実際に問題を解き、課題の発見や微調整を行い、センター試験後の総仕上げへ円滑な移行ができるようにしておいてほしいです。
社会の場合は冬休みから過去問に取組んでも、まったく本番に支障はないはずです。
緊張して体調を崩したら
センター試験の勉強法に関しては以前『東大合格者の過去問活用法』「センター試験」でお話ししていますが、精神面についても説明しようと思います。
センター試験が近付くにつれ、緊張して睡眠が浅くなったり食欲がなくなったり具合が悪くなったりする場合があります。しかし、若い皆さんなら少しくらい体調に問題が生じても試験本番に大きな影響を及ぼすことはまれですので、気に病む必要はありません。
とはいえ無理に勉強するのは精神的によくないので、勉強の集中力が切れたら散歩をするなどして休憩を取りましょう。