冬休み・直前期攻略大作戦!センター試験 直前期編(理類)
伸び悩んだときにやるべきこと
- Y.N さん
- 理科三類 入学
兵庫県 灘高校 出身
2008年度 河合塾 本郷校 在籍
センター試験 直前期の学習計画
計画を立てるときのポイント
まずは、苦手な科目とあまり今まで手を付けて来なかった科目(理系の人は社会、文系の人は理科)を優先的に勉強しましょう。全科目苦手な場合は満遍なくやっていきましょう。
センター試験の過去問は、前年度のみを残し、それ以外の新しいものから手をつけていきましょう。基本的にはセンター試験の過去問を解き続ければよいのですが、どこかでなかなか点数が伸びなくなってくると思います。伸びなくなったら、教科書を端から端まで読んでみましょう。やりきったつもりになっていても、どこかに穴があるはずです。特に理科と社会は、1度は必ず教科書に目を通すことをおすすめします。
12月中旬頃に発売される各予備校のセンターパックや、各予備校のセンター試験対策模試の過去問集を利用してもよいと思います。10年以上前の過去問よりやる価値があります。
学習計画表
授業・冬期講習など
自己学習
試験・模試

- ※この計画表は高3生のときのものです。
- ※1タームは基本的に5日間、ターム開始から次のターム開始までの期間はおよそ1週間です。
- ※講習名は、現在のものと異なる場合があります。
1日のスケジュール
授業・講習
自習
睡眠

センター試験 直前期の過ごし方
12月に入った頃は、普通の高校生は期末試験に追われていると思います。
今回は期末試験が12月初旬に終わる前提でお話ししていますので、状況が異なる人はそれを了解のうえ、お読みください。
期末試験が終わると、塾に通っている人は冬期講習が始まると思います。
冬期講習は、センター試験対策と二次試験対策の講習があり、センター試験対策と二次試験対策の比率がわからなくなる人も多いでしょう。
私の場合は、二次試験対策・私立大対策などは冬期講習の授業のみにして、残りの時間すべてをセンター試験対策にささげました。
科目ごとのセンター試験対策
私は理系でしたので、一番おろそかになっていた社会の地理から始めました。その際、とりあえず5年分の過去問を本試と追試の10回分解き、傾向をつかみつつ知識を獲得していきました。その後で、教科書や地図帳などを利用して抜けている知識を補いました。
順番が逆に思われるかもしれませんが、獲得しなければならない知識量は膨大であり、すべてを覚えることは不可能です。「数年分の過去問を解き、傾向をつかんだうえで自分に不足している分野の知識を勉強する」。基本的にはこの繰り返しになります。
次に、英語と国語です。この2教科は、近年制限時間に対して分量がかなり多くなっています。気を抜くと、「東大を受ける人ですら文章を読み切れない」という事態が発生します。難易度はそこまで高くないのですが、焦りによるミスをしやすく、また1問あたりの点数がかなり高い教科なので、しっかりと過去問を解き、自分の時間配分を見つけてください。
私の場合、英語は第1問から順に解いていき、文法問題が終わった時点で15分~20分経過、最後の文章題に入る時点で50分~60分経過を最低ラインとし、それ以上時間をかけないよう注意していました。
国語は漢文から解き、漢文15分、古文20分、現代文第1問25分、現代文第2問20分と割とギリギリな配分でした。
数学は、私は元々得意でしたので参考になるかはわかりませんが、二次試験で出てこない「必要十分条件を判断する問題などは直前に見直しました。
物理と化学も、基本的には二次試験対策の延長になるのであまり苦労はしませんでしたが、センター試験独特の知識問題などが教科書から出題されるため、教科書は1度じっくり読んでみるとよいでしょう。
どれくらいの点数が取れていれば安心か
前提として、センター試験の1週間前にはある程度完成させて、残りの日数はセンター試験と同様のスケジュールで3回分程度演習を行えるとよいと思います。
ですので、それまでに完成させるとすると、12月中に「何回か解いた平均点が目標点数の9割くらい」という段階には達していてほしいです。
全科目合計の話ですので、得意科目がほぼ満点の人は社会などの点数を思い切りあげられるようがんばってください。満遍なく点数をあげる必要のある人は満遍なくがんばりましょう。
最後の1週間はセンターパックなどを利用し、本番形式で行いましょう。
模試は1日ですべて終わりますが、実際のセンター試験は2日間あります。休み時間がかなり長いので、どう過ごすか、その時間に恐怖に襲われないか、トイレに行くタイミングなど、シミュレーションしましょう。
最後まであきらめず、がんばってください!