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私の進振りレポート2019 文科三類 → 法学部

私は文科三類で入学し、法学部へ進学しました。

文科三類の進路

受験生の方は、文科三類は主に文学部、教育学部、教養学部に進む科類だという印象があるかもしれませんが、実は2018年度の進学選択から文科三類→法学部の枠が増え、法学部への進学を選択する人も増えています。
私のクラスでも、先にあげた3つの学部(文学部、教育学部、教養学部)はもちろん、経済学部、農学部、工学部、医学部など、多様な道に進む人たちがいました。

進路を決めた時期

自分の進学選択(通称:進学振り分け・進振り)に話を戻し、なぜ私が法学部に進むことを決めたのかについてお話ししたいと思います。

受験生時代は教養学部志望

私は受験生の秋ごろから東大の教養学部に惹かれていました。特に教養学部の中のフランス地域文化コースに進学し、フランスの歴史や都市文化、さらには現代の社会や政治について学びたいと思っていました。
これは、クラシックバレエがきっかけで、幼い頃から過剰なほどフランス・パリへの憧れがあったことも影響しています。

入学後、興味が徐々に具体的に

入学後もフランスへの関心は持ち続けていましたが、大学に入ってからの一年半を通じてその興味の対象は、「フランスについてもっと詳しくなりたい!」というアバウトなものから、徐々に政治と文化を中心とした領域に絞られていきました。

政治と文化と聞いてもあまりピンと来ない方もいるかもしれませんが、たとえば中高の世界史でも「○○帝国は〜~のような文化政策をとった」とか「○○戦争の結果、〜~文化が流入し文化の融合が見られた」といった記述が出てくるように、文化は政治と密接に結びついています。

逆に、文化をはじめとした、その土地固有の歴史社会を見なければ政治を語ることはできないと思います。

興味が広がった「初年次ゼミナール」

このような比較政治の領域に興味を持つようになった契機は、大学1年生のときの「初年次ゼミナール」でした。
初年次ゼミナールとは英語の「ALESA/ALESS(※)」と並び、1年生の必修の中でも負担が大きい科目で、春学期に論文指導の授業を受けた後、夏休み中に約8,000字〜12,000字の論文を執筆しなければならない授業です。
※ALESA/ALESS…英語の科目の一つ。授業はすべて英語で行なわれ、英語での論文執筆が課される。

この授業を通して、政治思想史専門の教授のもとで「イスラム教スカーフ問題のヨーロッパ各国における様相」、なかでもフランス普遍主義がもたらした固有のスカーフ問題の事情について調べるうちに、文化における政治学に興味を持つようになり、秋学期は社会科学の科目群から政治を履修しました。

このように、前学期で興味を持ちもっと深めたいと思った科目を選択するなど、東大の前期教養課程では、自分の関心に沿って授業をカスタムすることができ、その中で大学3,4年生になっても引き続き学んでいきたい分野を考えていくことができます。

私の進学選択

東大の進学選択では、前期教養課程で学びたい分野を探していき、大学2年生の夏休みに進学先の希望を提出します。
私もギリギリまで法学部と教養学部で悩んでいましたが、比較政治を学びたいと決めていたので、どちらの学部が適しているのかを調べ(教授の専門や授業のシラバスを見比べました)、最終的に法学部に決めました。

もちろん、学部の先輩に実際の話を聞いたり、専門科目の授業に混ざって受けたりすることもできるので、進学先を決める際は時間をかけてじっくり調べるとよいと思います。

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